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TOP特集ビッグレースレポート第6回ボートレースバトルチャンピオントーナメント レポート

第6回ボートレースバトルチャンピオントーナメント レポート

茅原悠紀が第6代王者に輝いたBBCトーナメント。4日間の短期決戦を回顧します。

 茅原のビクトリーロードはすべてが劇的だったと言っていいだろう。この大会は、選考順位がモノを言う。準々決勝の枠順は、各勝ち上がり着順グループで選考順位上位から内枠に入る。ということは、1回戦で1号艇に入る選考順位1~8位のうち、1~4位は1回戦を勝てば準々決勝の1号艇が保証されているのである。もしその4人の1号艇が準々決勝も逃げ切れば、1位と2位が準決勝1号艇。つまり、選考1位と2位は勝ち続ければ準決勝までの3戦、最も有利な1号艇で戦うことができるのだ。決勝進出争いで圧倒的優位に立っているのは言うまでもない。
 ところが今回、選考1位の関浩哉が1回戦でまさかのフライング。賞典除外となった。さらに2位の毒島誠が1回戦では上條暢嵩のジカまくりを浴びて3着。「勝ち続ければ準決勝まで1号艇」の権利は、選考3位だった茅原に移ったのだ(ちなみに選考4位の馬場貴也は1回戦で菅の4カドまくりに屈して2着となり、もう1人の準決勝まで1号艇の権利は選考5位の前田将太に移っている)。茅原が圧倒的優位な立場になったというわけだが、その勝ち上がりの過程が決して簡単なものではなかったのは、すでに述べたとおりだ。茅原は激戦を乗り越えて、優位な立場を活かしたのである。

 そして、枠番がすべて抽選で決まる決勝戦。その抽選で茅原は1号艇を引き当てた。茅原の立場で優出した選手が、この抽選で1号艇を引いた例はこれまでにはない。初代覇者の田村隆信は翌年の大会で決勝進出して、引いた枠番は2。3代目覇者の丸野一樹は翌年の大会で決勝進出して、引いた枠番は2。4代目覇者の松井繁は翌年の大会で決勝進出して、引いた枠番は3。誰も1号艇を引けずに結果、連覇を逃してきたのである。茅原は、運をも味方につけるという劇的な場面を、今回生みだしたのだ。それを活かし切っての逃げ切りV。茅原は最高にドラマティックな優勝を手にして、このトーナメントを珠玉の大会に昇華させたのである。

 茅原は、2日目の一般戦(シリーズ予選)で6号艇3着はあったが、勝ち上がり戦ではすべて1着となり、トーナメントに関しては“完全優勝”である。また、昨年10月のボートレースバトルトーナメントで優勝しており、トーナメント戦を完全制覇。これは松井繁が先に達成しているが、同一年度のトーナメント戦をコンプリートしたのは茅原が史上初である。単に記録を紐解けば、茅原が1号艇で4連勝した大会、ということになるのかもしれない。しかしそこには実に濃密なドラマが詰まっていたのである。まさにパーフェクトなチャンピオンベルト奪取!

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