
SG第61回ボートレースクラシックin蒲郡レポート
ピット離れがさまざまなドラマを生んだ

シリーズ前半を引っ張ったのはドリーム戦1号艇に選出された末永和也だ。そのドリーム戦をインからきっちり逃げ切ると、2日目には4コースまくり一閃で3マンシュウを叩き出す活躍。3号艇2着も含めオール2連対で、1月BBCトーナメントに続くビッグ連続優勝も視野に入る勢いだった。しかし、2連対率ワーストの相棒75号機はやはり根本的なパワーに欠けたか、予選後半はやや失速気味。予選7位で準優出したものの、あと一歩が利かなかったのは残念だった。
かわってシリーズリーダーに躍り出たのは、末永の大師匠とも言える峰竜太。峰もまた2連対率20%台の低調機を引いて、本体整備に明け暮れる序盤だったが、峰曰く「努力が実った」とパワーアップに成功。2日目11Rで4コースまくり一撃を決めると、3日目のイン戦、4日目の2コースまくりと怒濤の3連勝で予選トップ通過。23年ダービーに続く蒲郡SG制覇を大きく引き寄せてみせた。
予選道中を盛り上げたのは、まず32号機を引いた山田祐也。3節前の海野康志郎がピット離れで飛びまくって優勝、次節の宮崎安奈もバナレ活かして節間7回のイン戦というモーターで、ところが前節は小川晃司が引いていたという異色(?)の経歴。稀代のアウト屋を経て、バナレがどうなるのか注目されたというわけだが、山田も……飛んだ! 初日はスタート展示で内を奪いながら本番はコースを獲り切れなかったが、2日目4Rは3号艇からイン強奪。残念ながら待機行動違反で、また1号艇の濱崎直矢に2コースまくりを浴びたが、レースに動きをもたらしていたのは確かだ。
準優ボーダーはハイレベルな争いに

ピット離れでは、山田康二も注目された。特に4日目2R、スタート展示で6号艇からインを奪い、しかし本番では飛び切れずに6コース回りに。ところがレースでは前田滉の5コースからまくる展開を突いて6コースまくり差しを決めて、「スタ展インの選手が本番6コースからまくり差し」というトピックを打ち立ててみせた。これもあって6号艇で乗った優勝戦でもピット離れに注目が集まり、レースにコクを加えてみせたものだ。
そのほかでもピット離れの良し悪しが少なからず見られたクラシック。進入の駆け引きやその争いがボートレースの大きな要素であることを改めて知らしめたということだ。
準優ボーダー争いは熾烈を極め、3日目終了時点での18位の得点率が6・50という異例のハイボーダーに。最終的には白井英治の6・17と、目安と言われる6・00を超えるものになり、6・00で予選終えた5名が涙を呑むハイレベルの戦いとなった。
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