
BBスタッフ「毎月旅打ち」
グランドスラム、初日で断念

佐賀市内を通過して、BTS鹿島に到着したのは16時前。ロードサイドにあったパチンコ店を改装したタイプのBTSで、この日は8場を発売していた。
飛び込みで津11Rを購入するもハズレ。大村3Rもハズレ。佐賀にあやかりたいってここまで来たけど、じつは私と佐賀は相性悪いんじゃないの!?
そして迎えた津の12R。GⅠの準優勝戦で、1号艇の菊地孝平はモーターもスタートもキレキレ。アタマは鉄板だ。気になる相手は佐賀支部の末永和也。2日目までは散々だったが、3日目から雰囲気は上向き。6号艇でも展開あれば旋回力で上位に食い込む力はある。
レースは予想どおりに菊地が逃げて、末永が根っ子を差して2着。さすが地元で、差した瞬間、「末永!」という声援が場内に同時に響き渡った。ここまでの負けを一気に回収である。やっぱり今年の佐賀支部は頼りになる。
ただ、その後が続かない。強風の大村は穴狙いがセオリーだが、イン逃げ2連発で撃沈。蒲郡5Rでは展示がやたら良く見えた大谷直弘を狙ったがハズレ。
時間ロスを取り返すためにここまで何も食べておらず、かなり腹が減ってきた。ここは名物を食べて流れを変えるべきか。

向かったのは、BTSから車で10分の場所にある「割烹中央」。ネットに有明海のムツゴロウが食べられるとの情報があって楽しみにしていたのだが、
「いまはムツゴロウを獲る漁師がいないので……」
店員さんの申し訳なさそうな声を聞くことになる。後で知るのだが、ムツゴロウの漁期は4~8月らしい。てっきり年中獲れると思っていた。
そこで注文したのは刺身御前(1950円)。ご飯と味噌汁に、刺身、茶碗蒸し、酢の物、漬物、豚の角煮までついた、豪華な定食だ。とくに有明海のそばなので、サワラなどの近海ものが美味だった。
さらに、わらすぼの唐揚げ(660円)も追加注文。わらすぼは、有明海で獲れるむき出しの歯を持つエイリアンのような見た目の不格好な魚だ。はじめて食べたが、その味は独特の苦さと旨さのある珍味。車でなければ、地酒で1杯やっていたな。
食事を終えたのは18時。時間的に、もう1軒BTSに行ける。唐津ミニットを目指して、今度は佐賀県を北上だ。


嬉野や武雄などの温泉街を通り抜けて伊万里へ。道路事情は順調で時間に余裕があったので、「ドライブイン鳥」に寄り道してみた。ここは佐賀を舞台にしたアニメ『ゾンビランドサガ』に実名で登場したアニオタの聖地である。
名物の鳥めし定食は、鶏の旨みを生かして炊き上げたご飯で、ほどよい甘みとコクがあり、どこか懐かしい味わい。鶏肉入りのスープは見た目以上に味にパンチがある。ライスからスープ、スープからライス、レンゲは止まることなく完食。これで700円は安い。


小雨降る暗い無料の自動車道で山を越え、唐津駅前にあるBTS唐津ミニットに到着したのは20時すぎ。「よかった。最終レースに間に合った」と安堵したのだが、なにやら様子がおかしい。薄暗いのだ。
建物に近寄ってみると、1枚の張り紙を見つけた。
「9月7日~11日。保守点検のため休館」
ふぁっ!? BTSは年中開いていると思っていたので、日程を調べなかったのだが、まさか休館日にブチ当たってしまうとは。SAGANDE5、まさかの達成失敗である。GRANDE5と同様に、SAGANDE5も実は難しいのかもしれない。
このままホテルで寝るのもシャクなので、閉館中の唐津ミニットの前で、スマホにて大村12Rの舟券を購入。結果は……まぁ、こんな流れで当たるワケないよね。


ホテルに車を置いてから、ミニットの真ん前にある唐津屋台組合の「美好子」で飲み始める。編集長御用達のお店なので、たぶん来年のクラシックはココに行けばクロちゃんに会えるはずだ。
ママからはイカを勧められたが、「明日、呼子に行ってイカを食べる」というと、イヤ~な答えが返ってきた。
「この1週間シケだから、イカあるかなぁ?」
え?
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