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TOP特集連載記事新概念データ今昔~本誌オリジナルデータで見るボートレーサーの変遷~(2026年6月号)

新概念データ今昔~本誌オリジナルデータで見るボートレーサーの変遷~(2026年6月号)

本誌オリジナルデータ「新概念データ」は選手の個性をあらわすデータ。そしてデータは日々刻々と変わっていく。ということは、新概念データを遡ってみれば、選手の個性の変遷も見えてくる。新概念データを紐解けば、選手の歴史もまた見えてくるのだ。

新概念データで見る
原田幸哉
の今昔

 原田幸哉が最優秀新人を受賞したのが1997年。約30年前のことだ。それ以来、第一線で活躍し続け、50歳を迎えても長身を駆使したモンキーターンは迫力充分。愛知支部から長崎支部に移籍した時は驚かされたものだが、いまや発祥地の絶対エースとして存在感を誇示し続ける。今年はグランプリが大村開催。何としても出場しなければならないし、その決意とともに戦うSG戦線となることだろう。
 原田の新概念データを紐解くいていくと、はっきりと傾向に違いがみられる点がある。それはセンター筋での決まり手だ。3コースが顕著だろうか。17年には3コースまくり差しで12勝という素晴らしい数値を叩き出し、21年も年間9勝ではっきりとまくり差し主体の傾向となっていた。それが、23年にまくり1着が多くなると、昨年は圧倒的にまくり1着が多いという数値に。4コースもあわせて、現在の原田の主武器はまくりになっているのだ。
 21年にマスターズデビュー戦でいきなり優勝を果たし、そのときの決まり手が3コースまくり差し。22年にはオールスターを優勝しているが、そのときの決まり手も3コースまくり差し。原田の3コースにはそのイメージも強いのだが、現在はまくりにシフトしているのである。もっとも若手の頃の原田は、特に予選最終日の勝負駆けなど、ここ一番での鋭発からのまくり一撃は代名詞でもあった。近年はその頃に戻っているのかも!?
 原田は、外枠では前付けに動くこともある。極端とまでは言わないまでも、6コース回数が少ない年も散見されるし、5コースも他のコースと比べるとやや少なめという年もある。近年はそこまで動きが多くないように見受けられるが、局面や相手によっては外枠時のコース獲りには注目したい。で、そうは言っても、実は外コースをそこまで苦にするタイプでもないのである。6コースでも1着がない年のほうが少ないし、5コースでは好成績を残している年もある。昨年もまくり2勝、まくり差し4勝となかなかの1着数であり、前付けにせよ、枠なりで折り合うにせよ、外枠の原田は軽視禁物という、ここ10年である。
 一方で、イン信頼度も安定している。1コース1着率が70%を若干下回っている年もあるけれども、おおむね70%オーバーであるし、19年には約85%と盤石の強さを誇っていた。ひとつ気になるとするなら、現在、差され率よりまくられ率のほうがかなり高くなっている点だ。差され率のほうは相当に低い数値であり、インでの戦い方に変化があるということなのか。もっとも、過去10年で唯一、差され率よりまくられ率が高かった22年にはSGを制している。懸念材料というわけではないかも!?

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