
新概念データ今昔~本誌オリジナルデータで見るボートレーサーの変遷~(2026年6月号)
新概念データで見る
守田俊介
の今昔

SGデビューは21歳。若き天才レーサーとして注目を集めた守田俊介も、いまや50歳である。やや淡白に見える性格でもあり、いつも派手な活躍とばかりはいかないけれども、しかし安定した強さはさすがの一語。滋賀支部からは強い後輩が続々と出てきてはいるが、やはりまだまだ守田の存在は欠かせないところ。ちなみに畠山シュー長はまさに守田が21歳の頃から追いかけ続けており、いまだに「シュンスケ~~」とか喚きながら推している。
守田の新概念データを紐解いていって、まず目につくのは6コース回数の少なさ。数字を見ずとも、6号艇の守田は前付けに動くというイメージを抱いているファンは多いはずだ。といっても、内コースに徹底してこだわるというタイプではなく、センターあたりのスロー発進ということも多い。4コース回数が多めに出ているのがその証しだ。そして、4コース成績はなかなかに優秀で、特に18年から20年あたりには1着を量産している。6号艇で前付けに動いて4コーススローからの1着、というのも少なからず含まれているわけだ。
ひとつ変化があるとするなら、一時より6コースで折り合うケースが少し増えているという点。20年は6コースが年間0回で、その周辺は年間1ケタもざらなのだが、24年からは2ケタに増えている。そういえばSGなどで6号艇の場合、ダッシュの6コースで戦うレースも目にするようになった。今後も上級レースではそのパターンが増えていくのだろうか。まずはオールスターの6号艇時に注目しよう。
全体的に、戦いぶりはまさに自在というのがふさわしい。センター筋の決まり手を見ても、まくり1着が多い年があれば、まくり差し1着が多い年もある。4コースでの最多決まり手が差しという年もあったりする。20年には3コースまくり差しで14勝という驚異的な数字を残しながら、翌年の3コースはまくり1着が最多だったり。2コースでも、基本は差し主体ではあるが、まくり1着と差し1着が接近している年もあったりして、そこに時期的な傾向の違いというのは見つけにくい。ようするに、展開に応じて何でもこなせる器用さとハンドルワークの巧みさが完全に備わっているということなのだろう。
少しだけ気になるのは、23年を例外として、20年代に入って以降、2コース逃がし率が高めに出るようになっている点。16~18年はむしろ低めの数値なのに、このところは高めの数値が並び、現在は実に66・7%。インを逃がしやすい2コースになっているのだ。2コース1着回数が減っているわけではないだけに、少々不思議ではある。

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