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TOP特集ビッグレースレポートGⅡ第10回レディースオールスターinとこなめレポート

GⅡ第10回レディースオールスターinとこなめレポート

ファン投票で選ばれたレディースたちが熱戦を繰り広げたGⅡレディースオールスター。その模様をレポートします。

 もちろん、トップクラスの貫禄あふれる戦いもまた、我々をおおいに楽しませてくれる。今回、さすがと唸らされたのは、西橋奈未と實森美祐だ。119期のふたりは、揃ってドリーム戦に登場した。しかし、この時点では二人とも足色にやや不安が見える仕上がりで、實森が5着、西橋が6着。2日目も、實森が6号艇、西橋が5号艇と外枠だったこともあったが、それぞれ6着、5着。このあとにSGオールスターも控えている人気と実力の両輪を兼ね備えるふたりが、ゴンロクを並べた序盤だったのである。
 しかし、2日目の後半からはしっかり立て直した。1号艇では貫禄の勝利をおさめ、外枠でも連に絡んだ。實森は2日目後半以降はオール3連対である。西橋は3日目8Rではタイミングズバリのツケマイで勝利も手にした。そしてしっかりと予選を突破。準優はともに3着で優出は逃したが、ドリーム組の名に恥じない立派な戦いっぷりだったと言っていいだろう。こうした上位選手の確かな走りは、この大会のメンバー構成だからなおさら光りを放つ。メンバーがバラエティに富んでいるからこそ、レディースオールスターは上位選手の強さを輝かせもするのだ。

 浜田亜理沙の優勝も、さすがとしか言いようがない。ドリーム戦を快勝。その後は6号艇でのものも含めて2着を並べた。2連対率こそ高くはない54号機は、近況好調ということで評判機のひとつではあった。かといって、図抜けた動きを見せていたかといえばそうではなかった。3日目11Rで5コースから握った航跡が4カドからやはり握った鎌倉涼とまくり競りのような格好になり、流れて大敗。これがなければ、予選トップ通過は浜田のものとなっていただろう。一昨年のクイーンズクライマックス優勝以降、一枚も二枚も上の強さを見せている浜田。力量通りに、ポイントを重ねた一節だったわけである。
 遠藤エミの強さも改めて実感させられた。ドリーム戦は2着。予選最終走こそ5着に敗れたが、そこまではオール3連対である。ただ、2日目10Rの3着時に不良航法をとられ減点10を喫している。正直言って、あまりに厳しすぎるジャッジだと僕には思えるのだが(3番手先マイし、その後方からやって来た平高奈菜の舳先に遠藤のボートの後部がコツンと接触。先にターンマークを回った選手が……)、それはともかくその時点で予選突破には相当に厳しい状況に立たされるわけである。そのビハインドを跳ね返して予選突破。減点がなければ予選トップ争いを演じていただろう。そして、6号艇だった準優勝戦と優勝戦で2着、である。遠藤にしかできなかった芸当、と言っても不自然ではあるまい。
 そういえば、ドリーム戦の3着は、5コースから握って上位進出していた川井萌だった。さらに、優勝戦の3着も川井。すなわち、ドリーム戦も優勝戦も「浜田-遠藤-川井」という決着だったのだ。これはかなりのレアケースだろう。ビッグレースでこれまでにあったのか!? 強い選手が強い戦いを見せた結果、こうした符合が起こったということ!? やはり最終的にはその3人が、記念すべき10回目の区切り大会を牽引したということになるのだろう。

 それにしても……予選トップ通過を果たした細川裕子は、やはり実力者なのである。しかし、準優のイン戦はまさかのターンマーク漏れで流れて差され、優勝戦も4号艇からやや後手を踏むかたちで攻め込むことはかなわなかった。これが14回目の女子ビッグ優出。またも念願のタイトル獲得はならなかった。無冠の帝王と言われ、SGを優勝できないのは艇界の七不思議と言われた白井英治は、14回目のSG優出でついにタイトルに手が届いた。だが、細川はその14回目の優出もまた……。いつか必ず獲れる、そう信じるしかない。そしてそのためにも、夏のレディースチャンピオンでもまず優出を期待するしかない。(黒須田)

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