
PGⅠ第26回マスターズチャンピオン節間最新レポート【前検日】

本誌モーターキングの三島敬一郎が、前節までチェックした時点での注目モーターは下記の通り。
52号機(50.7%) S 全体的に強めで、仕上がれば抜群のエース機パワー発揮
45号機(50.0%) A++ 行き足や直線系まで余裕があり、注目集まる本体素性良機
51号機(52.3%) A++ 全体的に強めで、特に道中競りも引き波越えも余裕満点
36号機(50.7%) A++ 本体素性良いパワー機。実戦系にも効いていてペラ次第
38号機(48.9%) A+ 握り込みから行き足への繋がりがスムーズなバランス型
30号機(56.7%) A+ 出足、回り足と実戦系に活きる足色は強めで上位レベル
40号機(42.0%) A+ 派手さはないが、実戦足中心に強め。オール4の優等生
56号機(42.1%) A 仕上がると、行き足や直線系に余裕が出る機。調整次第
39号機(40.0%) A 行き足や中間速に余裕がみえ、レース道中で活きる足色
16号機(44.8%) A 前節、守屋美穂がバッチリ仕上げた行き足系の実戦足型
16時頃から行なわれたモーター抽選の結果、引き当てたのは下記の選手たちだ。
52号機=市橋卓士(徳島)
45号機=杉山正樹(愛知)
51号機=古結宏(兵庫)
36号機=太田和美(大阪)
38号機=井口佳典(三重)
30号機=三嶌誠司(香川)
40号機=松井繁(大阪)
56号機=三角哲男(東京)
39号機=今垣光太郎(福井)
16号機=中辻崇人(福岡)

ドリーム組から3選手が好モーターゲット。S評価の52号機は市橋卓士の手にわたった。16号機を引いた中辻崇人は、さっそくペラを叩き変えてスタート特訓とタイム測定へ。その結果……。
前検タイム
1 中辻崇人 6秒58
2 湯川浩司 6秒65
3 齊藤仁 6行66
4 今垣光太郎 6秒67
森高一真
6 江口晃生 6秒68
林美憲
徳増秀樹
9 太田和美 6秒69
寺田祥
古結宏
笠原亮
中辻崇人の前検タイムがダントツ! 近況、伸びを仕上げてまくり連発。昨年最多勝を受賞したように1着も量産。そのスタイルで、早くも強烈なタイムを叩き出した。前検航走後には、本体を割っていて、さらに伸びを引き出す構えか。GⅠ出場は実に3年ぶりの“一般戦の鬼”が俄然、注目度を増す前検日となった。

前検ワーストタイムタイは6秒83で、そのひとりが石川真二。しかし、この人の場合は何も心配はない。ピット離れを飛ばして内を獲るスタイルで、今日は前検航走を行なう前にさっそくプロペラを叩き変えているのだ。タイムが出ないのは必然といったところで、あとはどこまで自分のスタイルに近づけることができるか、ということになるだろう。
また、軽快な直線足からのまくり一撃が得意な益田啓司も激しくプロペラを叩いている。やはり自身のスタイルを意識した調整であろう。前検タイムはそこまで出ていないが、バック追い風がいちばん弱かった時間帯だったので、これもあまり気にする必要はないか。初日の気配、特にスタート展示でのスリット付近には注目したい。
BOATBoy最新号
boatboy newest release
