
SG第60回ボートレースクラシック節間最新レポート【3日目】

<今日のベストレース>
8R 定松勇樹 1コース逃げ
2Rはピット離れで遅れて6コース回りになっている。1号艇の8Rもそこに不安がありながら、深川真二が外枠で前付け必至という厳しい戦い。さらには6号艇の馬場貴也もスタート展示から前付けで動いていて、進入から気を遣わねばならない一戦だった。
これはもう、気合勝ちと言うべきだろう。本番もピット離れが鋭いとは言えなかったが、厳然とイン死守。14356/2という進入のなか、スリットでもきっちりと先行態勢。1マークでは関浩哉がいい角度でまくり差しを放ってきたが、舳先を掛けさせずに逃走。そのまま押し切って、今節初勝利をあげた。まさに意地の逃げ切り! 予選突破は厳しい状況に置かれてはいるが、明日以降も気持ちの伝わる勝負を見せてほしい。

<ピットから>
1Rから安定板装着でのレースだったが、途中から風は収まってきて、水面も穏やかになってきていた。それを見て、下條雄太郎が地元の前田将太に「安定板は取れないの?」と尋ねる。前田は「たぶん取れないと思うけど……」と返した。板付きで調整が進むと、突如外されたときに足色が変わってしまうことがある。だからいったん装着すると、そのまま最終レースまで着けたまま、というケースは多いものだ。

すると、そこにやって来た西山貴浩が「これから潮が上がってくからね。あと、風向きが変わるだろうし」と前田の言葉をさらに追い打ち。干満は出走表にも記されているので誰でもわかるが、風向きが変わるかどうかは……なんと、変わった! 向かい風だったものが、終盤には追い風になっているのだ。西山の予言通り! さすが若松は純地元。天候もある程度は予測がつくということか。ボートレースは天候との戦いという一面もあるわけだが、その点でも地元にはアドバンテージがあるわけである。
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