
黒須田守のボートレースと旅打ち酒の日々(2026年7月号)
●5月4日~10日 ボートレース丸亀

丸亀レディースオールスターはもちろんナイター開催。丸亀の呑み屋は0時までに閉店というお店も多く、レース場仕事を終えて丸亀の街に帰り着くと、すでにラストオーダーが終わっているので、なかなか旅打ち酒事情は厳しかったりするのである。しかも今回は、前半がGWと丸かぶりで、お気に入りの「八や」さんは祝日休業ということで、なかなか訪れることができず。準優の夜に駆けつけてみると大繁盛の満席で入れず、ついにいちども足を運べなかったのであった。
というわけで、新規開拓もままならず、コンビニやスーパーで買い出しをしての部屋呑みという夜も何度かあったわけだが……いや、1軒だけ、新たなお気に入りを発見できたのである!
丸亀の呑み屋街のやや外れにある「ヨナキヤ本舗」さん。深夜3時までの営業で、聞けば以前からあったというのだが、まったく気づかなかった。というか、店先には「ラーメン」の赤提灯がぶら下がっていたので、ラーメン屋と認識して素通りしていたのかもしれない。いやあ、これがゴキゲンな呑み屋さんなのである!
丸亀といえば骨付鳥、オヤとヒナなら断然オヤ派なのだが、ヨナキヤ本舗さんには骨付鳥はメニューにないものの、親鳥のガーリックソテーなるメニューがあった。これがもう素敵! 親鳥の力強い歯応えはもちろんあって、噛めば噛むほど沸いてくる味わいに痺れるばかり。骨付鳥よりもやや上品と感じられるけれども、親鳥の魅力は存分に備わっている。

讃岐うどんといえば腰の強い麺とともにイリコの出汁が特徴だが、そのイリコを炒った「いりイリコ」がまた酒に合いすぎ! イリコを噛み締めながら酒をあおれば、ストレスがすーっと洗い流されていくのを実感できるのであった。ヒットはスナップエンドウの塩ゆで。スナップエンドウってこんなに美味かったっけ!? ちょうど旬の時期なので、いつ来てもあるメニューではないかもしれないが、甘みをたたえたスナップエンドウを味わいながら、思わぬ苦戦を強いられていた遠藤エミへのエールを思い浮かべていたのであった。
で、ラーメンの赤提灯が目印となっているように、締めの麺がまた絶品。メニューには「讃岐そば」とあって、讃岐うどんじゃなくて!? そんなふうに最初は目を丸くするわけだが、いやあ、美味し! とっても優しい味わいのスープが、酒を呑んだあとに沁みるのだ。この頃は酒を呑んでもシメは喰わないことのほうが圧倒的に多くなっているのに、2回足を運んで2回とも食べてしまいました。うーむ、なんで今まで知らなかったんだ、このお店を! 次回からは営業時間も含めて、丸亀の心の支えとなること必至である。


前回の丸亀遠征で初めて知った「楽市楽座」さんにも行きました。親鳥のタタキが相も変わらず美味すぎ! また、キュウリの梅肉ソースを注文したのだが、こんなに美味い梅肉、食べたことないよ! 梅肉に何かの出汁を合わせたと推測するのだが、このソースだけで酒呑めます。で、一人で訪れて、店のドアを開けたら、そこにはグレートマザー! 一節間、YouTube配信に出演されていた日高逸子さんがいて、一気にド緊張。ソワソワしながら呑んだ次第でありました。引退されても素敵なグレートマザーに感激!

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