
新概念データ今昔~本誌オリジナルデータで見るボートレーサーの変遷~(2026年8月号)
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小野生奈
の今昔

小野生奈は17年にレディースチャンピオンを優勝している。クイーンズクライマックスも14年に初出場を果たすと、8年連続出場。女子トップグループの一人として、ビッグ戦線を席巻してきた。ただ、22年に産休により長期欠場となり、クイーンズクライマックスの連続出場は途切れたが、昨年4年ぶりに出場を果たし、しかも優出。強い小野生奈が本格的に帰ってきたことを鮮烈に印象付けることとなった。
というわけで、過去10年の新概念データを振り返ったとき、22年に極端に出走回数が少ない年があるわけだが、その前後でまったく変わらないのは1コースまくられ率の低さ。1コースが8回のみの22年以外はすべて1ケタであり、小野のインはまくりを許さないという傾向はこの10年変わることがない。それどころか、23年、25年、そして現在は圧巻の0%。ここ3年ほど、小野はインでまくられて負けたことがほとんどないのである。しかも昨年、現在は1コース1着率が80%を超えており、圧倒的なインの強さなのだ。レディースチャンピオンでも小野がまくりに屈するシーンはなかなか想像しづらいということである。
変わらない傾向はまだある。徹底したまくり気質であるということだ。3コースと4コースではまくりが決まり手最多であるのが当たり前であり、2コースでも差しよりまくりのほうが多く決まっている年が多い。小野を女子トップに押し上げたのは、何と言ってもまくりの強力さ。クイーンズクライマックスに復帰した昨年の3コースと4コースの数値が24年と比べてみれば、小野が第一線に本格復帰を果たした要因がよくわかる。
16年に3コースまくりが13発もあるのは驚異的であるが、翌17年はこれが2発に激減、18年は3コース差しが増えているという変化が見られる。これは17年に4節、18年に6節とSGに数多く出場し、また男女混合GⅠも増えていることが要因と思われる。まさに記念の壁にぶつかった時期ということだろう。しかし、そこで男子トップレーサーたちに揉まれたことで確実に地力はアップしたはずで、長欠以降SGからは遠ざかっているが、またその舞台で戦う小野を見たいものである。
2コース逃がし率は年によってバラツキがあり、高めに出る年もあれば、24年のように突出して低い年もある。現在もそこまで高い数値ではなく、またまくりを中心に2コース1着も少なくない。相手次第ではあるが、2号艇の小野はアタマから狙えるタイプであるのは間違いない。

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