
SG第60回ボートレースクラシックin若松 徹底展望!
●毒島誠……昨年3月に戸田で行なわれたクラシックで優勝。予選を3位で通過し、準優で1コースから逃げ切って優出切符を手にすると、優勝戦では風速10mの追い風が吹き荒れるなか2コースから差しハンドル一閃。毒島にとっては約3年4カ月ぶりとなるSG通算8回目の優勝で、クラシック初制覇だった。
今年はタイトル防衛をめざして参戦。これまでクラシックの2連覇は97~98年の西島義則、19~20年の吉川元浩が達成しており、大会史上3人目の偉業を狙う。
毒島は若松で通算9優出3Vの実績があり、そのうち4優出1Vを記念レースでマーク。18年には若松オーシャンカップで優勝している。ナイターSG優勝7回を誇る毒島が若松クラシックでさらに栄冠を積み上げるのか。
グランプリに続くSG連続Vと、クラシック2年連続Vの“ダブル連覇”を狙う毒島に大きな注目が集まる若松クラシックになりそうだ。

●西山貴浩……昨年10月に行なわれた若松周年で優勝。予選をトップ通過し、準優・優勝戦は1コースから逃げ切る王道の勝ちっぷりを演じて地元ファンを沸かせた。若松クラシックでは当地記念連続Vがかかる。
西山は若松通算40優出10Vという文句なしの実績。優出40回は今節出場メンバーのなかで最多、優勝10回も今節出場メンバーのなかで最多だ。52人のなかで誰よりも若松を知り尽くしているといって間違いないだろう。
そんな西山だが若松SGは過去3節走り、14年メモリアルでは予選敗退、18年オーシャンカップでは予選敗退、21年オールスターでは予選6位通過も準優5着敗退と悔しい結果が続いてきた。今度こその思いは高まっているはずだ。
05年に若松でデビューし、07年に若松で初優出を飾り、08年に若松で初Vを手にしてきた西山が、悲願のSG初Vを若松で叶えるのか注目したい。

●前田将太……昨年12月のグランプリシリーズで優勝。待望のSG初タイトルを手にした。今年に入っても1月のBBCトーナメントで優出4着に入るなどリズムは上々。SGタイトルホルダーとなってから初めて迎えるSG、若松クラシックでどんな走りを見せるのか目が離せない。
前田は若松で通算18優出5Vの実績。若松記念レースで6優出を誇り、これは今節出場メンバーのなかでは松井繁の11優出に次ぐ堂々の数字だ。特に近年は好走が続いており、23年の九州地区選で優出5着、23年の若松周年で優出3着、24年の若松周年で優出3着と、当地記念レース3節連続優出中。若松クラシックでもV争いに加わってくる可能性大だろう。
前田は昨年11月に尼崎ダイヤモンドカップで準優Fを喫したことにより、今年3月~9月にかけて6カ月間のGⅠ・GⅡ選出除外中。グランプリ初出場を狙うにはSGで結果を残していくことが必須な状況だ。前田にとって地元の若松クラシックは今年一年間の流れを左右する大一番といえるかもしれない。

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