
PGⅠ第26回マスターズチャンピオンin桐生 徹底展望!
●今垣光太郎……19年宮島マスターズの覇者。平成最後(19年5月から令和)のビッグレースとなった大会で優勝し、第20代名人の座についた。その後も22年三国大会と23年若松大会で優出するなど、マスターズは6回出場して3優出1Vの好成績。今年もV争いを賑わす存在となってくるのか。
6年ぶりの名人奪還へ、カギになるのは速攻だろう。今垣はマスターズ出場6回で1着が14本あるが、意外にもまくりでの白星は2本だけ(逃げ6本、まくり差し4本、差し2本、まくり2本)。21年下関大会での4コースまくりと、23年若松大会での3コースまくりのみだ。
今年は今垣らしい軽快な速攻で沸かせたいところ。マスターズ複数Vはこれまで今村豊(3回)と高山秀則(2回)だけしかいない。今垣が3人目の記録に挑む。

●45歳ルーキー……今回新たに45歳を迎えて桐生マスターズで大会初出場を果たす選手は9人いる。北村征嗣、中島孝平、笠原亮、湯川浩司、萩原秀人、市橋卓士、杉山正樹、益田啓司、石倉洋行という顔ぶれだ。SGタイトルホルダー3人を含む豪華なメンバーが新規参入してくる。
まず注目は中島孝平だ。昨年11月に45歳となってマスターズ世代に入ってきた。中島で桐生といえば何といっても08年の周年記念だ。①①①①①①①着の7連勝パーフェクトVという偉業を成し遂げている。あのときのような快走を桐生マスターズでも見せるのか。
笠原亮も桐生記念タイトルホルダーだ。15年に桐生MB大賞で優勝している。その後も16年の桐生周年で優出6着、23年の桐生MB大賞で優出4着など当地で好走を連発しており、桐生マスターズでもV争いに絡んでくる可能性は高いだろう。
その他にもSG4冠の湯川浩司や、GⅠ優勝歴を持つ萩原秀人と市橋卓士、大会4日目の4月25日が46歳の誕生日になる北村征嗣、昨年10月の桐生周年で2コース差しを2本決めて万舟2本を出した杉山正樹、14年に桐生一般戦で7連勝パーフェクトVの経験がある益田啓司、今節断トツの登番最若手になる107期の石倉洋行と、強力メンバーをそろえる45歳ルーキー勢。何人が優勝戦まで勝ち上がってくるのか。
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