
PGⅠ第26回マスターズチャンピオンin桐生 徹底展望!
●井口佳典……23年に若松マスターズで大会初出場初V。2連対率1位のモーターを引き当て、初日ドリーム戦で4コースまくりを決める鮮烈なマスターズデビューを飾ると、予選をトップ通過して準優・優勝戦は1コース逃げで制して頂点へ。第24代名人の称号を手にした。
昨年の鳴門マスターズでは大会2連覇に挑んだが、予選21位でまさかの敗退という結果に。今年はタイトル奪還をめざして桐生に乗り込む。
井口は桐生通算5優出0V。当地では07年オーシャンカップで優出3着、19年チャレンジカップで優出2着などSGでも活躍しているが、不思議と優勝はまだない。デビュー通算87Vを誇る井口にとってV歴がない水面は桐生、びわこ、宮島の3場だけ。全場制覇へ一歩前進する桐生マスターズにしたい。

●上平真二……マスターズは20~22年に3年連続優出の実績。22年の三国大会では優勝戦で2コース差しを決め、地元の今垣光太郎を破る番狂わせを演じてGⅠ初タイトルをつかんだ。
上平はマスターズに過去6回出場しているが、そのコース別成績を見ると1コースで10戦8勝の1着率80%、2コースで6戦4勝の1着率67%と内寄りで圧倒的な強さ。内枠でしっかりポイントを稼いでいることが、出場6回で予選敗退がわずか1回という安定した成績につながっている。今年もきっちり準優へ勝ち上がってくるのか注目しておきたい。

●原田幸哉……21年に下関マスターズで大会初出場初V。優勝戦で圧巻の3コースまくり差しを決め、45歳6カ月の大会最年少V記録を打ち立てた。
ただその後はマスターズでは思うような結果を残せておらず、22年は予選31位で連覇への夢断たれ、23年は予選17位で準優6号艇6着、24年は予選18位で準優6号艇3着に終わっている。今年は4年ぶりの名人奪還をめざして見せ場を作りたい。
原田といえば言わずと知れたナイター巧者。18年以降では記念8Vのうち実に5Vがナイターだ。桐生も記念2優出と相性良好なだけに、ナイター照明のもとで輝きを放つ姿が想像に難くない。

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