
PGⅠ第26回マスターズチャンピオンin桐生 徹底展望!
●池田浩二……待ちに待ったマスターズ初出場だ。池田は昨年の鳴門マスターズの出場権争いで選考勝率8.00という2位の数字を残していたが、F休みと重なってしまい切符獲得ならず。マスターズデビューはおあずけとなった。
あれから1年、今年は選考勝率8.08で1位の成績をマークしてしっかり出場権を確保。マスターズ初出場の1走目を初日ドリーム戦1号艇で迎えることになった。SG10冠を誇る池田がマスターズ戦線にどんな化学反応を起こすのか見逃せない一節だ。
近況の池田はリズム上々で、今期記念レースを8節走って5優出という充実ぶり。今期勝率7.99は全選手中4位の好成績だ。この勢いで桐生マスターズに乗り込んでくるとなれば、V争いのカギを握る存在になってくることはまず間違いないだろう。

●瓜生正義……桐生マスターズのV候補筆頭に瓜生の名を挙げる人は多いはずだ。というのも瓜生は桐生で記念通算12優出3Vという抜群の実績。当地で10年ダービーと12年メモリアルの2つのSGタイトルを獲ったのに加え、16年には桐生周年でも優勝している。
桐生相性の良さは近年もずっと続いており、昨年10月の桐生周年で優出2着に入ったのも記憶に新しいところ。桐生は標高が高くモーター調整が難しいレース場といわれるが、瓜生はその攻略法を完全に手の内に入れているとしか思えない強さだ。
マスターズは過去4回出場して1優出0V。23年の地元若松大会で優出5着に入っている。今年は悲願のマスターズ初制覇に向けてどんな戦いを見せるのか。

●江口晃生……桐生マスターズに地元の群馬支部から出場するのは江口ただ一人。期待を一身に背負っての戦いになる。
江口は桐生で通算126優出44Vというまさにケタ違いの成績。桐生記念レースでも通算19優出3Vをマークしており、05年のオーシャンカップ、06年の桐生周年、17年の関東地区選で優勝がある。
マスターズはこれまで11回出場。13年のびわこ大会で初出場初V(当時48歳)を飾り、17年の津大会では優出6着に入っている。それ以降も21年下関大会で準優3着、23年若松大会で準優4着などコンスタントに優出争いを沸かせてきた。今年は12年ぶりの名人位奪還へ意欲充分だろう。
江口は65年2月生まれ。今年2月に60歳を迎えた。もし60代でのマスターズ制覇となれば、06年の万谷章(当時62歳)以来で大会史上2人目だ。偉大な記録が生まれる桐生マスターズになる気配は充分にあるといえるだろう。

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