
PGⅠ第2回スピードクイーンメモリアル節間最新レポート【最終日】
<ピットから>

ピットに上がったときから、顔はせつなく歪んでいた。なんとか笑みを浮かべようとするが、かえって不自然な表情に映る。前田紗希は、1号艇を活かせなかった、いや、いったんは先頭に立ちながら勝てなかった痛恨の思いにもがき苦しんでいるようだった。基本的に笑みを絶やさないでいることが多いピットでの前田。しかし、モーター返納作業の間は暗鬱な表情になり、どうしてもうつむき加減になっている。手に入れかけた勲章を取りこぼしてしまったのだ。無念、あるいは自分に何が足りなかったのか、そういう思いが頭に渦巻くのは当然である。
返納作業を終えて控室に戻るところを、報道陣が囲む。前田は気丈に受け答えしていたが、次第に涙があふれて止まらなくなった……。この涙が必ず前田を強くすると信じたい。いつか「あれがあったから強くなった」と語れる日が来るのを願いたい。

遠藤エミもまた、激しく悔しさをあらわにしていた。眉間にはずっとシワが残ったままで、悔恨は止まらないようだった。遠藤の場合、準優にさかのぼって悔いがあふれてきていただろうから、受け入れがたい結果であろう。もちろん、彼女の立ち位置を考えても……。鎌倉涼の快挙に大阪勢が歓喜する一方で、辛い空気も漂っていた優勝戦のピットだった……。

なお、鎌倉涼は今日、結婚記念日だったとか。夫の深谷知博はここ鳴門で22年のチャレンジカップ優勝。大村での深谷=ダービー、鎌倉=クイーンズクライマックスにつづいて、夫婦鳴門ビッグVという快挙のオマケつき!
<本日の水神祭>

最終日に水神祭が出ました! 3R、4コースから差し切った井上未都。寺田千恵の3コースまくりをきっちりと利してのGⅠ初勝利。今節最年長が作った展開を今節最若手の131期生が差すという。レース後は寺田も祝福してました!(悔しかっただろうけど)
水神祭は4R発売中に敢行。井上は泳げないそうで、投げ込まれたあとは差し出された棒に捕まって水面に引っ張り上げられ爆笑を巻き起こしていました。GⅠデビュー戦、その最終走での水神祭、おめでとうございます!
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