ＰＧⅠ第26回マスターズチャンピオン節間最新レポート【５日目】
節間最新レポート
2025/04/26
45歳以上のベテランレーサーたちが覇を競う、匠たちの祭典＝マスターズチャンピオン。ボートレース桐生を舞台に繰り広げられる熱戦の模様を毎日速報！
＜今日のベストレース＞
９Ｒ 石渡鉄兵 ４コースまくり差し
６号艇の江口晃生が、地元ＰＧⅠ優出のため、渾身の２コース奪取を果たした時点でまず感動的である。今節は初日から軽快なピット離れを見せ、外枠からインを獲ったレースもあったし、厳しい戦いを切り抜けて予選突破。この桐生マスターズをおおいに盛り上げたＭＶＰ的存在の一人が、地元の重鎮であることは間違いない。
その動きを見越して、７Ｒ発売中に行なわれたスタート特訓でも３カドを試し、さらにスタート展示でも３カドに引いて本番に備えた湯川浩司もアッパレ。もちろんレースでも３カド発進で、一気に内２艇を叩いたシーンは、多くの人が血を滾らせたことだろう。なお、今節の湯川は、まだいちども全速でスタートできていないという。伸びが凄すぎるのだ。４号艇となった優勝戦、もし質のいいスタートが決まったら……これは相当な脅威！
そして、湯川の作った展開に乗って、まくり差した石渡鉄兵はお見事の一語である！ 別項でも記したとおり、レース後に池田浩二が「あそこに行きたかった」と石渡に声を掛けた、ここしかないというところに石渡は艇を持っていったのだ。なお池田は石渡に「……（そこに）おるんだもん！」と言って石渡を笑顔にしている。これは池田の石渡に対する賛辞！
コースの駆け引き、迫力のある展開、的確なハンドル捌き。さまざまなものが詰まった、名勝負だったのだ！
＜優勝戦＞
①森高一真（香川）
②中辻崇人（福岡）
③石渡鉄兵（東京）
④湯川浩司（大阪）
⑤萩原秀人（福井）
⑥井口佳典（三重）
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