
PGⅠ第40回レディースチャンピオンin徳山レポート
シンデレラガールだ!
千葉真弥の大健闘に拍手!

誰もが驚いたのではないだろうか。千葉真弥の快進撃! 何を隠そう、僕も驚いた。正直に言ってしまえば、戦前はノーマークだったのだ。レディースチャンピオン初出場のA2級選手。千葉が優勝戦線に絡むことは申し訳ないけれども想像していなかった。
千葉真弥という名前がクローズアップされたのは、2015年のことだ。5月芦屋の男女W優勝戦。千葉がデビュー初優出を果たしたのだ。そのとき、千葉はまだデビュー以来1着を獲ったことがなかった。そう、水神祭を果たしていない選手がそれより先に優出を果たしたのである。まさに快挙。ただし、少し冷ややかに見る向きもあったのはたしかだ。千葉のデビューは13年5月で、すでに2年が経っている。SGオールスターと開催がかぶっていて女子トップクラスの参戦がなく、しかも女子A級選手は5名のみというやや手薄なメンバー構成。W優勝戦だから準優勝戦は2個レースで、千葉の走った準優は3艇F。そういう優出だったのである。
その後も千葉はなかなか勝てず、ついに水神祭を果たしたのは10カ月後。デビュー初勝利に2年10カ月を要したわけだ。その後もB級暮らしが長く、その頃の千葉は決して有望株というわけではなかった。なにより、レディースチャンピオンに辿り着くまでに13年かかっているのだ。千葉の歩みは決して平坦ではなかったのである。
そんな千葉が、GⅠデビュー戦で水神祭! 初勝利まで2年10カ月、396走かかったというのに、GⅠではいきなり初戦で勝ったのだから凄すぎる! それだけではない、そこから連勝を続けて無傷の4連勝! たしかにモーターは抜群だった。だが、モーターが良ければ必ず勝てるというほどボートレースは甘くない。ましてPGⅠはモーターだけで勝ち上がれるものではない。つまり、この4連勝は千葉がこの13年間に積み重ねてきた努力の賜物なのだ。苦労しながらも力を蓄えてきたからこそ、節イチ級のモーターを手にしたことで爆発できたのだ。いやはや、見くびっていて申し訳ありませんでした。自分の不明を反省します。
残念ながら予選ラストで大きな着を獲って2位通過となり、それが響いての準Vとなった。だが、初出場で準Vは立派すぎる結果ではないか。何より、このレディースチャンピオンを牽引してきたのは間違いなく千葉真弥のシンデレラストーリーだ。今期はA1ペースで勝率を稼いでおり、この活躍はきっとステップボードとなる。今後はますます女子戦線をおおいに賑わしてほしいし、今回の戦いぶりならきっとそういう存在になるはずだ。(黒須田)
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