
黒須田守のボートレースと旅打ち酒の日々(2026年11月号)
●某月某日 東京・大森

6月下旬のグラチャンから8月下旬のメモリアルまで2カ月で6節の遠征。間にイースタン&ウエスタンヤングのYouTube展望。メモリアルの桐生から帰京してみればやはり疲労は積み重なっており、溜まっている仕事やスケジュールを何とかやりくりして、えいやっと3日間、夏休みを絞り出した。今年に入って何日かは休みはあったけれども、そんな日でも「本当に今日はやることないのか?」と不安になったりしていたので、とにかく休むのだと決め込む3日間を作ろうとした次第。私、ワーカホリックですかね?
で、その3日間に何をしていたのかというと、案の定というか何というか、ひたすら酒を呑んでいたのであった。酒とともに大事な趣味となっている朝の散歩から帰ってくると、シャワーを浴びて少しダラダラ。そうしていると「本当に今日は……」という気分になりそうになるので、そこでおもむろに立ち上がって出発! 昼からやってる酒場へと向かうわけである。

棲家のある大森は案外、昼酒できる店が多くないので、足が向かうのはJRで1駅お隣の蒲田や大井町ということになる。蒲田では、正午オープンの「じぃえんとるまん」さんから朝6時30分オープンの「信濃路」さんへとハシゴ。午前中に蒲田に着いて信濃路→じぃえんとるまんの順番でもいいのだが、1杯目はサッポロ赤星がいいなあ、というわけで、昼頃に突いてじぃえんとるまんスタートというわけである。どちらも赤ウインナーが美味しなので、気づけば両店で赤ウインナーを注文していた。赤ウインナーのハシゴでもあったわけだ。



今回の蒲田呑みでは、蒲田の有名立ち呑みで、ずっと気になっていた「レバーランド」さんに初訪問することもできた。「令和最後の楽園」というどでかい看板は朝散歩でも目にしていて、その文言にもかなり惹かれていたわけだが、いざ足を踏み入れてみれば看板に偽りなし! 店名の通り、名物はレバーであって、白レバー鉄板焼きとレバ串カツは絶品も絶品。値段は安いし、雰囲気も抜群だし、店内の混雑ぶりも納得と言うしかない。次から次へと予約客も訪れていて、複数人で行くのなら予約しておいたほうが無難のようである。

大井町呑みでも、何年か越しで気になっていた「こいさご」さんについに初突撃できた。何度か店の前まで行ったことはあるのだが、そのたび行列ができていて断念していたのだ。大井町の中心街ではなく、少し外れたところにあるというのにこの人気。14時オープンのお店なので、今回はまさしく14時過ぎに向かったところ、突入が実現したという次第。それでももうお客さんは何組かいたし、ものの15分ほどでほぼ満席になったのだから、ツイていたと言うべきなのであろう。やはり値段は破格に安く、何を食べても美味し美味し。特にメヒカリ唐揚げは脂の乗りといい揚げ方といい抜群も抜群で、思わず唸ってしまったほどだった。隣に座った常連と思しき方が「重ね」という注文をしていた。重ね? 何かと思えば、僕がそのとき食べていて、やはり美味さに唸っていた煮込みの大盛り。重ねというから2人前分ということだろうか。なるほど、この煮込みに惚れ込んだ常連さんはその符丁を使ってガッツリ味わっているんですな。これは自然と「重ね!」と注文できるようになるくらい通わなあかんな~。


平和島ボートのJR最寄り駅はもちろん大森だが、蒲田も大井町も先述の通りわずか1駅。このあたりは大森も含めて城南地区という呼び方もあるのだが、いやあ、城南呑み最高だなあ。今月は平和島で周年記念が開催される。訪れたときにはぜひ城南呑みをどうぞ。
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