
SG第52回ボートレースオールスターin丸亀レポート
菅章哉&女子レーサーがファンの期待に応えた
佐藤隆太郎がクラシックにつづき爆走!

まず話題になったのは、菅章哉だ。ファン投票7位という上位で選出された菅は、自分に多くの票を入れてくれたファンたちが見たいものは何かと自問自答し、すべてチルト3度で走ると宣言。初戦で2号艇に組まれながらも実際に3度で登場し、6コースから颯爽と伸びてまくり差しを決めた。3日目4Rでは1号艇で登場。ここも……? そうファンが注目するなか、やはりチルト3度で6コースへ。現代ボートレースで、特にSGで1号艇がアウトへと向かうのは相当なレアケースで、ここは勝てなかったものの、菅の覚悟にファンは喝采を送ったのだった。結果的に、菅は予選で6コースから3勝をあげながら一方で大敗も多く、予選落ち。次は賞典レースで魅せてほしい!

8人が出場した女子選手はなかなかの健闘を見せ、SG初出場となった清水愛海と川井萌のトップルーキーたちも水神祭を達成。オール女子戦を含め、女子選手が節間8勝をマークしている。予選突破を果たしたのは遠藤エミ。準優でも5コースからあわやの場面を作るなど、おおいに見せ場を作った。これまで女子のSG優出は5人で6回出ているが、うち3回はオールスターでのもの。来年のオールスターでも新たな女子ファイナリストの誕生を期待したい。

予選道中を牽引したのは、3月のクラシックでSG初優勝を果たしたばかりの佐藤隆太郎だ。選考順位は52位ということで1号艇が回ってこないなか(6号艇も)、評判機の47号機をきっちりと仕上げてセンター枠で3勝。オール2連対で予選トップ通過を果たしている。また、ドリーム戦を2コース差しで快勝した峰竜太も順調にポイントを重ねて、得点率3位で予選突破。ドリーム戦は6号艇6コースで3着に入り、その後もオール3連対と活躍した茅原悠紀が得点率2位で準優1号艇を手にしている。

一方、GRANDE5のグランドスラム一番乗りが懸かっていた、ファン投票1位で出場の毒島誠は、ドリーム戦を1号艇で2着に敗れ、そして2日目には痛恨のフライング。グランドスラムは持ち越しとなってしまった。無念……。毒島は8月のメモリアルをF休みで棒に振ることにもなってしまっている。
準優は、1号艇がすべて逃げ切りの順当決着。優勝戦は全員がSGウィナーという豪華メンバーとなった。佐藤はクラシックに続いて、優勝戦1号艇。超抜のモーターパワーもあわせて、SG連続優勝の機運はおおいに高まったのだった。
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