コースが決まればスタートだ。
発進のタイミングは選手それぞれが決めることになる。「フライングスタート方式」と呼ばれる。ボートレース独自のルールだ。
「フライング」と「出遅れ」
大時計の針がゼロを指す瞬間にスタートラインを通過できるように助走距離から「起こしのタイミング」を考え、選手それぞれが、自分の「スタート勘」に合わせてスロットルレバーを握っていく。
競走タイムが測定されるのは大時計がゼロを指した瞬間からだ。それより早くスタートラインを通過してしまえば「フライング」。大時計がゼロを指してから1秒経過するまでにスタートできなければ「出遅れ」となる。
スタート事故による「返還」って?
スタートに関してはとにかく厳密であり、大時計がゼロを指す前に舳先がわずかでもスタートラインを越えてしまっていればフライング! 1秒経過した段階で舳先がスタートラインを越えていなければ出遅れと判定される。どちらかの判定が下されたら、当該選手はレースから離脱することになる。
フライングや出遅れのスタート事故は「欠場扱い」になるので、その艇が絡んだ舟券はすべて返還される。当たりでもハズレでもなく、購入したお金が戻ってくるということ。
フライングをした選手には厳しい罰則(フライング休みなど)が科せられることになる。
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