【舟券考察】インがとにかく強かった……桐生メモリアル!

桐生は決してインが強い水面ではない。それは9月号のメモリアル展望「水面Gメン」にも記されていて、<まとめ>のイの一番に「インコースが弱い場で……」と記されているほどだ。本文を読めば、「SGなので通常開催よりインの1着は増えるだろうが」ともあるわけだが、それでもほかのSGに比べればインが苦戦する傾向になることが想像できたわけである。
その通りにはなりませんでした。1コースの1着回数は節間50回で、1着率にすると69・4%と約7割。明らかに「インが強かった」と総括すべき数字である。なにしろ2~6コースで1着率が10%に届いているコースはないのだから、「とにかくインが強かった」と言うべきであろう。桐生の水面特性とはやや異なる傾向となったメモリアルなのである。
桐生の水面特性といえば、ダッシュが利く水面ということ。それについては、6コース1着こそ少ないものの、4コースの1着回数は2コースと並んで多く、5コースの1着も3コースと同回数。そもそもイン以外の勝ち星は少ないわけだが、そのなかでも4コースと5コースが勝ち切るケースは多かったと言っていいのだと思う。しかしながら、決まり手を見ると少々、水面相性と異なっている部分がある。まくり1着が多いとは言えなかったのだ。9月号の「全国24場水面データ速報!」と見ると、4コースまくりと5コースまくりは全国1位の出現汁を誇る桐生である。ところが、4コースまくり5本はさすがの桐生らしさではあったが、5コースまくりは0本。全体的な決まり手を見ても、まくり7回はまくり差し9回の後塵を拝しているのだ。ちなみに、25年9月11日~26年9月10日のデータを紐解くと、まくり1着453回に対してまくり差し1着は363回。本来はまくりが決まりやすいのが桐生なのである。これがメモリアルでは逆転現象を起こしていたわけだから、なかなか難解であった。インの強さも含めて「桐生でのSGだから……」という発想は捨てたほうが正解だったわけだ。
桐生開催という先入観がファン全体に強かったということなのか、3連単出目も出現回数上位の①アタマは軒並み回収率が優秀。ダッシュが利く水面という点では、④⑤の2着目が出現回数上位に食い込んでいて、回収率も高く、「ダッシュ勢のヒモ」狙いが正解だったかも。同時に、①-③絡みが出現回数も回収率も成績が悪く、ここが過剰人気になっていたようだ。①-③ってなんとなく手を出しやすい出目なんだけどなあ……。
言うまでもなく、今年と同じような傾向になるとはまったく限らないのだが、来年の8月、あるいは桐生ビッグ時にも改めてこのページを開いてみてはいかがだろう?(黒須田)



BOATBoy最新号
テレボート会員限定
boatboy newest release

