
黒須田守のボートレースと旅打ち酒の日々(2025年11月号)
●8月5日~11日 ボートレース浜名湖
浜名湖遠征の際の宿泊地は豊橋が定番。2月のスピードクイーンメモリアルでも豊橋に泊まり、旅打ち酒を満喫した。行きつけは「ナツメロ」さん、「ひっぱり凧」さん、「花せん」さん。約半年ぶりの浜名湖遠征で、これらの店に通い詰めるのだろうな、とワクワクしていたわけである。
ところが、ナツメロさんに1回行っただけで、ひっぱり凧さんと花せんさんにはついに行けずじまい。というのも、新規開拓店も含めて、他の美味し酒を味わいまくったからなのである。
豊橋駅新幹線口の目の前にある「百万石」さんには以前からよく足を運んでいたのだが、今回は珍しく複数回訪れた。外観からして昭和感あふれ、店内はさらに味わいのある内装。猛暑のなかでの取材活動を終えたあとには、なんとも落ち着くのである。もちろん肴も最高。ミョウガときゅうりの酢の物は、マジで暑さを吹っ飛ばしてくれる。うざくやう巻きは、ウナギやドジョウが名物のお店だけに、暑さに疲れた身体をほんのり癒してくれる。コの字カウンターがまた居心地よく、酒がすいすいと身体に沁み込んでいくのである。


「Donpei」さんは、けっこう前にシュー長と行ったことがあったはずだが、今回は意を決して一人で突入。そしたら、こんなに居心地いい店だっけ? 大将のお人柄が柔らかく、またカウンターの間隔が記憶していた以上に広くて、巨体の我が身もするりと収まる。珈琲焼酎がまた美味し! 大将によると、何種類もの豆で試行錯誤して、現在の味に行き着いたのだとか。何の豆を使っているのかは呑みすぎて忘れました。


存在は以前から知っていたのだが、メディアターナー・ムトー記者が熱くオススメしてきたので初めて足を運んだ「アサヒ」さんも思いのほか大衆酒場であった。思いのほか、というのは、看板に「ラーメン居酒屋」とあって、そもそも訝しく思っていたのだ。突入してみれば、この看板はおそらく「ラーメン/居酒屋」と分けるべきなのであって、いわゆる居酒屋メニューもしっかりあって、また締めに食べたラーメンは独特の味わいで中毒性があるものだった。必ずまた行きます。

シュー長が発掘した「串笑」さんは美味いわ安いわで超ゴキゲン。煮込み、串カツ、串焼きのセットで550円って! 煮込みも一口サイズかと思ったら、しっかり一人前あって、軽呑みだったらこれだけで完結できるボリュームである。シュー長と行ったので、テーブル席に案内されたが、カウンターがまたいい感じで、次はシュー長を巻いて一人で行くとしよう。


あ、スピードクイーン時に発見し、次は絶対に複数回通うと思っていた「立ち呑みナイス」さんは、結局1回だけの訪問だった。もちろんゴキゲンさは変わらなかったのだが、今回はいろいろな店に行ったからなあ。そう、このレディースチャンピオン遠征では、豊橋の旅打ち酒の幅がおおいに広がったのであった。次回は、来年のオールスターか! ナツメロ、ひっぱり凧、花せんも含めて、店選びに悩む嬉しい旅打ち酒になりそうである。

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