
SG第72回ボートレースメモリアル節間最新レポート【4日目】
<ピットから>

予選トップ争いがヒリヒリする戦いとなっていた。主役は、優勝すれば3億円のインゴットが懸かる峰竜太と、地元の絶対エース毒島誠。10Rで峰が1着なら、その時点でトップ通過が確定。峰自身、やはりそれを意識しての出走だったので、2着に終わったレース後、少し脱力感のある表情を見せていた。おそらく、他の選手も多くが「峰が勝てばトップ」を知っていたのだろう。控室へと戻る途上、次々と峰には声が掛けられた。西山貴浩の冷やかすような「ナイスナイス!」も。峰は笑顔で応えるも、やはり残念そうな様子がアリアリ。準優1号艇は確定したものの、優勝により近い予選トップが是が非でもほしかったわけだ。
しかし、この2着には大きな意味があった。西山の「ナイス」は実は的を射たものでもあった。というのも、もし11R4号艇の毒島誠が2着ならば、得点率8・33で峰に並ぶ。しかしその場合、毒島はドリーム戦の1勝のみ、峰は予選2勝と、上位着順回数の差で峰がトップ通過となるのだ。つまり、毒島は11R1着勝負! 10R2着は、毒島に強烈なプレッシャーをかける2着だったのである。峰としては勝って自力でトップを決めたかったところだったろうが、残念そうな顔になろうと、まだトップをめぐる戦いは終わっていなかったのだ。

11R。スタート展示でピット離れ飛ばした毒島はインを強奪。これが勝負手だったということか。しかし、本番はそこまで飛ばずに枠なり3対3の4カドとなった。スリットからの気配は悪くなかったが、攻め切れずに最内差しを選択して2着。得点率では峰と同率だが、先述の通り……。毒島も状況を把握していただろうから、レース後は明らかに力が抜けている様子。最後までヘルメットを脱がずに、カポック脱ぎ場へと消えて行っている。多くのカメラマンがレンズを向けるなか、表情を撮られるのを嫌ったか……。
峰は、多くの選手に声を掛けられて、頬が緩む。「笑わないようにしてるのに」とか言ってたけど、この人が喜怒哀楽を隠せるはずがない(笑)。予選トップ通過を決めて、いよいよGRANDE5グランドスラムが近づいた! まずは準優、しっかり逃げ切って、この話題を最終日までつなげ!
<準優勝戦メンバー決定>
準優メンバーが確定。峰竜太が予選トップで、GRANDE5グランドスラムに王手。準優1号艇は毒島誠、池田浩二と、超実力者で占められた。地元群馬勢は毒島を含め4名が準優出。地元SG優勝戦に何人を送り込めるか。
9R
①池田浩二(愛知)
②磯部誠(愛知)
③馬場貴也(滋賀)
④宮地元輝(佐賀)
⑤椎名豊(群馬)
⑥中島孝平(福井)
10R
①毒島誠(群馬)
②上條暢嵩(大阪)
③土屋智則(群馬)
④坪井康晴(静岡)
⑤茅原悠紀(岡山)
⑥大上卓人(広島)
11R
①峰竜太(佐賀)
②久田敏之(群馬)
③羽野直也(福岡)
④篠崎仁志(福岡)
⑤定松勇樹(佐賀)
⑥宮之原輝紀(東京)
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