
SG第30回オーシャンカップin徳山 徹底展望!
●寺田祥……3回目の徳山SG挑戦だ。18年の徳山グラチャンでは予選トップ通過でシリーズを引っ張るも、準優1号艇で2着に敗れたのが響き、優勝戦4号艇となって4着。23年の徳山グラチャンでは3日目終了時点で予選3位につけていたものの、4日目に4着となって予選4位にランクダウンし、準優2号艇となって3着で敗退した。2回いずれも見せ場は作ったが勝ち切れず悔しい結果に終わっている。3度目の徳山SGで今度こそ頂点を狙いたい。
寺田は徳山通算61優出22Vの実績。優出61回は今村豊(81回)に次ぐ歴代2位の記録だ。徳山記念レースは通算14優出2V。05年の中国地区選と20年の徳山周年で優勝している。
徳山前走となる3月のMB大賞では優勝戦1号艇(3着)に乗る活躍。徳山ではここ数年記念レースで結果を残せていなかったが、20年徳山周年以来となる約5年ぶりの当地記念優出を果たし、オーシャンカップに向けて手ごたえをつかんだはずだ。
寺田は今年でオーシャンカップ出場が10年連続20回目という節目。10年連続出場は継続中としては2位の記録だ(※1位は池田浩二で21年連続)。ただこの大会は過去19回出場して意外にも優出ゼロと相性いまひとつ。今年はまずオーシャンカップ初優出をめざしたい。
寺田は20年の下関メモリアルで地元SG優勝の経験あり。もし徳山でもSG制覇となれば、山口2場両方でSGを制した史上初の選手になる。

●磯部誠……徳山SG連覇がかかるのが磯部だ。23年に徳山で行なわれたグラチャンで優勝。予選を②③②②①①着のオール3連対でトップ通過し、準優・優勝戦は1コースから逃げ切り快勝。前年の徳山周年では優勝戦1号艇で白井英治に敗れて2着に終わっていたが、その雪辱を果たして栄冠を手にした。09年11月のデビューから約13年7カ月、32歳でつかんだSG初タイトルだった。
あれから約2年で巡ってきた徳山SG。再び磯部が輝く大会となるのか。
オーシャンカップは6年連続6回目の出場。過去5回はすべて予選突破しており、23年は優出2着、24年は優出4着と相性が良い大会だ。3年連続のオーシャンカップ優出を狙う戦いから目が離せない。

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