
SG第30回オーシャンカップin徳山 徹底展望!
●茅原悠紀……昨年7月に大村で行なわれたオーシャンカップで優勝。予選を⑥④②③②①着の7位で通過し、準優3号艇で2着に入って優出すると、優勝戦では4号艇でチルト1度を選択し、4コースからまくりを仕掛けて先頭争いへ。2マークで山口剛と椎名豊が競り合って流れる間にブイ際を鮮やかに差し抜け、青いカポックでVゴールを駆け抜けた。茅原にとっては14年のグランプリ以来、約9年7カ月ぶりとなる2回目のSG制覇だった。
今年はオーシャンカップのタイトル防衛をめざして徳山に乗り込む。茅原にとって徳山は記念レース通算8優出4Vをマークしているドル箱級の水面。12年の新鋭王座でGⅠ初Vを飾ったのを皮切りに、17年の中国地区選、20年の徳山周年、21年の中国地区選で優勝している。
また徳山SGは過去2節走って2優出。18年グラチャンでは優出2着、23年グラチャンでは優出5着に入っている。徳山SG優出2回は茅原だけが持つ最多記録だ。
オーシャンカップ過去29回の歴史で、連覇を達成したのは15~16年の石野貴之ただ一人。史上2人目の記録を狙う茅原に注目が集まる。

●白井英治……18年に徳山で行なわれたグラチャンで優勝。当地で約64年ぶりのSG開催となった歴史的一戦で、見事に地元Vを飾って感動を巻き起こしたのが記憶に新しい。
ただ当地SG連覇を狙うはずだった23年の徳山グラチャンは、前年のメモリアル優勝戦FによるSG選出除外中のため出場できず。白井にとって今回の徳山オーシャンカップが約7年ぶりの当地SG参戦になる。
白井は徳山通算53優出27Vの実績。優勝27回は今村豊(33回)に次ぐ歴代2位の記録だ。徳山記念レースは通算15優出3V。18年グラチャンのほかにも08年と22年に徳山周年で優勝している。18年度以降では当地記念レース出場8節で6優出2Vという圧巻の強さ。オーシャンカップでもV争いに加わってくる可能性大と考えるのが妥当だろう。
7年前の感動の再現なるか。白井の走りに地元ファンの熱い視線が降り注ぐ。

BOATBoy最新号
boatboy newest release
